2017/10/31

ソムタムダー

近くにいたので、ソムタムダーに来てみた。
場所は代々木上原でも代々木公園でもなく代々木。
街の雰囲気も歩いている人々も随分違う。

イサーン地方料理を銘打ったバンコクの有名店の支店で、タイ通に訴えようとしている様子だし、内装もソレ風なのだけど、このそこはかとなく漂うティーヌン感はなんだろうね?
場所も店の作りも、もう少しだけでもアップスケールに振っていたら、リアルなバンコクっぽさを感じられたのか?
それなりに満足はしたのだけど、食友たちとの会食で来ようとは思わないんだよなあ。
昼時に近くにいて、タイ料理が食べたい気分だったら、来るかもしれない。




2017/10/30

根ぜり鍋で宴会、翌日はスリランカカレーについて考える

近所の八百屋の品揃えが愉しい。
周りの料理屋たちが贔屓にしているそうで、珍しい野菜が普通に売られていたりする。
この日は立派な根のついたせりがあったので、思わず手に取る。
ほとんどは買ってから何を作るか考えるのだけど、これは鍋一択だよね。

で、当日に急遽お声がけしてお集まりいただいた鍋会。
これのためにカセットコンロを買いに走ったよ。

根ぜりの鍋というときりたんぽが定番だけど、美味しいきりたんぽが入手できる店も作り方も知らない。
夜だし、米は避けたくもある。
常夜鍋をインスタで目にしていたのもあって、朝からドンコとコブを水に漬けて出汁をとっておいたから、それに鶏団子と豚肉を入れよう。
八百屋には美味しそうな茸や白菜もあった。

鶏は腿肉を買ってきて、皮ごと小さめに切って、塩ひとつまみと一緒にフードプロセッサーへ。
そこに片栗粉と卵を加えて団子にする。
本当はレンコンを入れるつもりだったのに忘れた。

鍋の他にお馴染みのイタリア惣菜。
ナスのマリネとインゲンの煮炒め。
インゲンは、ニンニクと赤唐辛子をオリーブオイルで香り出ししたところに入れて、塩を多めに降って、蓋をしながらズブズブと火を通す。
歯ごたえを考えず、柔らかくなるまで。
作り置きに向いている。


皆さまがべったら市から持ってきてくれたスヌさんとくみさんのつまみたちも加わって、充実の食卓。

お甘大臣たちのお持たせ。
ヴィロンの贅沢なモンブランやクイニーアマン、ガトーショコラ。
そして、エンジェルのクッキーたち。
満たされるねえ。

日本酒のマグナムなんて、初めてだ。
重いのに持ってきていただき、ありがたや。
しかも小布施の。

翌日、残った鍋をカレーに展開。
出汁つながりで、スリランカカレーにしよう。
で、考える。スリランカカレーの定義ってなんだろう?
調べると、やはりモルジブフィッシュの出汁、そしてココナッツミルクであるらしい。
あとは、カレーリーフとパンダンリーフじゃないかな。
スパイスとしては、マスタードシードとシナモンスティック。
今回はココナッツミルクとシナモンは入れなかったけど、スリランカっぽさを感じるカレーに仕上がった。
自分的には、やはり出汁の旨味がスリランカカレーの最重要ポイントであるように思う。
魚でなく椎茸と昆布でも、出汁が効いているとスリランカっぽくなる。

オイルにクミンシード、マスタードシードを熱して跳ねてきたところに生姜とニンニクのすりおろし、カレーリーフとパンダンリーフを加え、香りがたったところを温め直した鍋へ。
パウダーのターメリック、レッドチリ、トゥナパハを加えて軽く煮る。
豚肉など、具の大きいものは小さめに切っておいた。

2017/10/29

松島屋と清寿軒

去年、浅草姐さんから松島屋の栗蒸し羊羹をおすそ分けいただいた時、次は自分でも買いたいと言っていたのを覚えていて、一緒に買っておいてくださった。
比べながら食べられるようにと、1年に1度しか販売されない清寿軒の栗蒸し羊羹も添えてくれるという心遣い。

右が松島屋、左が清寿軒。
松島屋の栗のほうが大振りで、歯ごたえも少しある。餡部分はよりむっちりとしている。
清寿軒は柔らかな小ぶりの栗がゴロゴロと入り、全体の甘みがより強い。
どちらとも言い難く、自分が食べたいと思うのも、タイミングによって違いそうだ。

他のお菓子まで一緒に渡してくれて、こちらのご夫婦には感謝しかない。

餡度が高くても塩が効いていて、食後感がすっきりとした豆大福は松島屋。

栗まんじゅうは清寿軒。

ひらりと纏ったような薄皮の栗まんじゅうは初めてだ。

こちらも清寿軒。

ぎゅっとした皮と、バランスを取るようにキャラメルさえ感じさせる濃い餡。

いやはや、ありがとうございました。
来年もお願いしたいなあなんて、言ってみる。

2017/10/28

落語後の笹吟

下北沢の本多劇場で落語会の後の定番、笹吟。
予約をしていなくても入れることがほとんどで、日本酒はもちろん、和え物に定評がある。
季節の素材を、新鮮さを感じさせつつも狙いすぎない組み合わせで味あわせてくれる。
寒くなってきた今は、蒸し物もいい。

最近の自分はすっかり伝統原理主義化が進んでいて、わざわざ足したり組み合わせたりしない、そのもの自体の精度を高めたものを好みがち。
でも、笹吟は新しさよりも美味しさを求めた上での組み合わせと感じられて、素直に嬉しい。
そもそも、オーセンティックなものも真っ当に美味しいしねえ。

この日は昇太さんの独演会。
酒飲みの落語家さんの噺の後には日本酒が飲みたくなる。
どんなに芸達者でも、飲まない人の落語は酒を呼ばない。
その人にとって、酒を呑む時間が重要でないと、噺の中でもサラッと流すようなところがあるからかもしれない。















2017/10/27

FLOTO、シャンクス

昼のアルドアックの後、参宮橋のFLOTOでジェラートを。

素材の味が迫ってくるようなジェラートで、満足度が高い。
和栗とピスタチオ。
ピスタチオ味があると頼まずにはいられない病。

代々木公園のこっち側って、来たことがなかった。
より神聖な雰囲気。

横切って千駄ヶ谷へ。
気になる店を巡り、白金のタミゼやらまで行き、さて、どうしましょうか?
空腹ではない。全く。
では、あそこに行きますかね。

お馴染みシャンクス。

やっぱり居心地がいいなあ。
ビールもワインもモルトも愉しいし、料理は種類が少ないながら、どれも気が利いている。





ご近所の方も合流して、盛り上がる。
あー楽しかった。
いい一日。

2017/10/26

ハイボールお座敷列車 by ロックフィッシュ

東京でもお座敷列車が走っているとはしらなかった。
どこか風光明媚なところの観光列車に限定されたものかと思っていた。
しかも、貸切りできるなんて。

ロックフィッシュの間口さんプレゼンツ、ハイボールお座敷列車!

なんと、電車丸々貸切り。

品川駅を出発し、神奈川を通り、小田原あたり(不確か)まで行って戻っての3時間。

中はもちろん宴会。
焼売弁当が出つつ、色々と持ち寄りで。

これだけ大掛かりな遊びを仕切れる手腕と気概に感動する。
人を喜ばせようという気持ちがあってこそ、ロックフィッシュはあれだけの人気店たるのだろうなあ。

最近強く思うのは、性格が良いと思える店主の店にだけ行きたいということ。
逆に、ぎょっとするような振る舞いの人の作るものを食べたり飲んだりするのが怖い。

お土産に同じ柄のグラスも入ったハイボールセットまで。

持っていった日本酒たち。
ポルチーニが香り豊かながらまろやかで、守備範囲が広かった。

皆さまの持ち寄りも楽しく、生イチヂクに生ハムをのせて、トリュフオイルをちろりとたらして食べるのが悶絶でありました。

もちろん、ハイボールも。

ありがとうございました。

2017/10/20

並木の藪、むらさき寿司、バーデンキュー

とある休日、ふらりと一人で出て、FOBSで限定ゴーフルやケーキを買い、ダンデライオンでチョコレート菓子を買いつつ給水。
ダンデライオンには箕面ビールがあるのだ。
蔵前のおかず横丁の脇にある古道具店兼ギャラリーの白日で小さな買い物をして、ふとインスタを見ると、友達2人が合羽橋にいるではないか。
カンピオンエールで合流。
さらに浅草姐さんも加われるという。
いいねえいいねえ。

鴨はまだだけど、蕎麦屋で昼酒といこう。
並木の藪。

ヌキで飲んでから、盛り。

次はワイン飲みたいよね。
しかしペタンクはすでに満席。

大枡で日本人がニュージーランドで作っているというATAMAIを買って、川沿いでピクニックだ。

友達がつまみに買っていたセキネのジャンボ焼売が、クセがなく、肉の味を活かした味付けで、酒を選ばない。
一工夫して、洋・和・中・エスニックと、展開ができそうでもある。

気持ちいいねえ。

生の魚が食べたいという人のために、浅草姐さんが電話をかけてくれたのが、

向島のむらさき寿司。
マグロに並々ならぬこだわりがあるのだそう。

おまかせで。
刺身も寿司も、さすが寿司にうるさい姐さんが連れてきてくれるだけある。

とくに赤身が素晴らしかった。

居心地が良かったし値段も良心的。
寿司という時の選択肢が増えた。

最後はバーデンキューで〆。

偶然から始まって突発的に集まれると、楽しさ倍増。
こういうことがあるよう、インスタを頻繁にチェックしたりアップしたりしているのである。
皆さま、ありがとうございました。