2016/09/25

Matsushima

黒猫夜にいらっしゃった方のお店ということで、気になっていた代々木上原のMatsushimaへ。
中国の少数民族の料理もメニューに並ぶ。

貴州名産ワラビ春雨の冷製黒酢仕立て。

黒猫夜同様、中国のお酒も色々。
紹興酒はもちろん、キビを使ったものも。
オススメをうかがって、ちょっと変わったものを試してみよう。

特殊麹を使ったものだそうで、色は薄めで甘さと酸味が立っている。
ちょっとビオのオレンジワインっぽくもある。

前菜盛り合わせ。
メニューにないものが盛り合わさっている。
貝の和え物やエビの紹興酒漬けなど。
銀杏にまぶされているのは蜃気楼で揚げ茄子に降りかけてあったアレ。
アレの作り方が知りたい。

麻辣皮蛋は揚げた皮蛋と唐辛子。
唐辛子も食べられる。
サクサクとして辛さは柔らか。

さて、次の紹興酒は何にしようか。
右のを試飲させてくださったが、真っ黒で燻製香。
珈琲のようで食後酒としては良さそうだけど、食中には強すぎる。
で、スッキリとした左にする。

雲南省の少数民族の干茸スープ。
松茸やポルチーニの他に、聞いたことがない名前のキノコも入っている。

カイラン菜の塩味炒め。

ラムショルダー、パクチークミン炒め。

上海風、里芋の葱香り炒め。
優しいけど濃い。

ナマズの四川辛味煮込み。
ここの四川料理は辛さが暴力的でなく、すっきりとしている。

新疆ウイグル自治区の羊ごはん。
これはマストだと思う。

羊とクミンの香るおこわのようなご飯に、水切りヨーグルトや醗酵唐辛子粉、クミン塩を好みで入れて、よく混ぜて食べる。
こういうの好きだわあ。


スパイスは十分に効かせつつ、とはいえ過剰ではなく、クリーンできっぱりとした料理たち。
物珍しさを抜きにして、純粋に美味しい。
黒猫夜より好きな気がする(しばらく黒猫夜に行っていないから、断言ができないけど)。


ワインが飲みたくなるわけで。
ル・キャバレで1杯。

ピエール・ルスのマンティンゲール。
泡があるようなないような。
外で飲むのに最適な気候とワインな満月の夜。

2016/09/19

星野

言うまでもない名店、新橋星野。

常にある日本酒は天領と加賀藩。
他の銘柄があるときもある。
この日は麒麟山の純辛。

朝夕は肌寒く感じるようになってきて、温かい椀が沁みる季節。

皮鯨と焼き茄子、白味噌。

カマス鮨、バチコ、ホウレンソウと松茸のお浸し。

台風の影響で国産が入らず、中国雲南省の松茸。
雲南省はトリュフも取れるそうな。

おや?と思ったら、前菜を始めたとのこと。
京味の前菜はいつも「ああ、ここは記憶以上に美味しい」と、高揚させる。
星野さんはあえて出していなかったそうなのだけど、やはりこれがあるとスムーズに流れが作れるので、出すことにしたのだと。
昔から続くコースの組み立てというのは、理にかなっているのですな。

蒸し鮑。

この季節の星野の名物と言えるのでは。
松茸フライ。
ウスターソースで。

鯛。

鱧松茸の菊花椀

サラワ味噌漬け。

生木耳と銀杏のひりゅうず、甘めに炊いて柚子の皮を散らした湯葉、サヤインゲンの炊き合わせ。

蟹もずく。

最高のご飯。

お代り3杯目はおこげ。

わらび餅。

いつもよりボリュームがあって嬉しかった。

2016/09/15

ナングロガル

大久保にあるネパール料理屋ナングロガル。
周りの食いしん坊たちから好評なので、行ってみた。

ネパールのビールというのも初。

来る前に「カレー以外のものにしたほうが良い」と聞いていたし、ネパール料理屋でインド料理を食べなくても良いだろうとも思い、ネパール料理限定でオーダー。

チョイラなる料理のマトン。
冷たい。

スパイシーなのだけど、辛すぎるというのではない。
これは、他の料理もしかり。
日本人用に辛さを控えているのだろうか?

干し肉の炒め物のナングロスペシャル。
店のスペシャリテと聞いたら、一応は頼んでみる。
シャキシャキ、カリカリ、パリパリ…歯ごたえ色々。
タイのヤムっぽくもあり、中華の和え物っぽくもある。

ベジタブルパコウラ。
インドのパコラですな。
かなりディープに揚げてある。

砂肝を使ったチリという料理。
ケチャップが入っていて、町中華の炒め物のようだ。

バラという豆の粉のお好み焼き的な。
卵や肉のミックスを頼んだ。
潰したじゃがいもっぽい。
スパイシーなソースで。

この日一番好評だったのが、スープモモ。
スープも豆ベースで、そのまろやかさと甘みがスパイスと合わさる。

カリっと揚がったモモをカレーソースで。
スープとは違った味わいで、両方とも頼んで正解。

モツ炒め。
ほぼ揚げ物で脂が切れていて、スナッキー。

全体的にジャンクな味わい。

ネパール居酒屋ということでか、隣の団体さんはどこかの会社の飲み会だった。
あまり一般的でない国の料理屋で会社の飲み会を催す幹事の思惑を伺いたい。

ポテトの花椒炒め。

花椒はよく炒められているのか、カリッカリ。
香りはあるが、痺れはそれほどない。

トゥクパなるチベット風ヌードル。
茹ですぎスパゲティーのような麺で、添えられたケチャップを入れるとオムスパ風味。

セクワというスパイシー串焼きのマトン。
ここの肉は全て干し肉なのかな?かなりドライだ。

米粉でムチっとしたお好み焼き的なもの。

炭水化物コーナーの干飯とディロはどんなだろうか?

2016/09/12

アーバンママちゃんのタイ料理教室

荒木町のスナックアーバンのママであり、タイ料理の達人でもあるママちゃんのタイ料理教室。
やっと参加できた。

小難しくすることなく、でも王道にタイ料理なママちゃんのレシピ。
刻むのが多くて面倒臭いしクロック持ってないし…と思っていたメニューも、フープロで素晴らしく美味しいのができるんじゃん。
家でタイ料理を作るハードルが取り払われて、再現性が高い。

押さえるべきところが明確で、ホイトートも、家で作った時にイマイチ納得がいかなかった理由がわかったり。

生のニンニクは胃が疲れると、ニンニクを全く使わなかったのだけど、物足りなさは皆無。
まさにタイな甘塩辛酸入り乱れた美味しさ。

秋刀魚のナムチムタレー(シーフード用ソース)
ホイトート(牡蠣のお好み焼き)
ゲンチューマラサイムーサップ(ゴーヤの肉詰めスープ)
ナムプリックガピ(ガピのディップ)で食べる茹で野菜
ジャスミンライス


ナムチムタレーは早速作った。

また参加させてくださいませ。

2016/09/11

膳楽房

再訪したいなあと思っていた神楽坂の膳楽房。
記憶していた通り、少人数でもアラカルトで楽しめて、お得感もあり、軽やかな中華料理だった。

前菜盛り合わせ。

トウモロコシとホタテの炒め。枝豆入り。
それぞれの甘みと旨みが合わさる。

葱油鶏、骨付き蒸し鶏の香味ソース。
葱とごま油と塩って、間違いない。

金目鯛の木姜油蒸し。
そして生姜。

豆腐が活きてる麻婆豆腐。

これはマスト。
里麺。

いささか似たような味付けのものを頼んでしまった感あり。
揚げ物なんかを挟むと良かったかもね。