2016/02/11

Casanova di Neri メイカーズディナー @ファロ

お誘いいただき、ファロ資生堂8階でのメイカーズディナーに。

Casanova di Neriのエキスポートディレクターの方をお迎えしての会。
カサノヴァは有名な人物に由来するのではなく、casa nuova(新しい家)のトスカーナ方言なのだそう。

グラスが混乱しないように。
この配慮、ありがたい。

出番待ちの主役たち。

ワイナリーの歴史やそれぞれの畑を手に入れた時の話を聞いて、興味を深めつつ。

フランチャコルタ、バローネ・ピッツィーニのアニマンテで乾杯。

空豆とペコリーノチーズのタルト、仔豚のソプレッサータ。

すでにキャラメルのような香りを放つロッソ・ディ・モンタルチーノ 2013と、イカ墨の生地を巻いたスカンピのフリット、ドライトマトのソース添え、カルチョフィの白ワイン煮添えとオレンジオイルのパウダー。

ロッソはフレッシュな酸味を持ち、時間とともにローズマリーのようなハーブが香り立つ。
家で飲むのに良さそうだ。

最近はイタリアでも料理によっては魚介に赤を合わせることがあるという。

ブルネッロ3種は一度に注がれ、説明を聞きつつ違いを楽しむ。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、テヌータ・ヌオーヴァ 2009
ブルネット・ディ・モンタルチーノ、チェレッタルト 2004

包みを開けると、フランス産黒トリュフの香りが部屋を満たす。

そこにバローロの搾り滓に漬けたチーズを。

黒トリュフと新タマネギの自家製タリアテッレ。
新タマネギの甘さがブルネッロとシンクロする。

ホロホロ鳥とポルチーニ茸のクレピネット包み。
白インゲン豆とカーヴォロネーロの煮込みのソースがトスカーナらしい。

やわらかなぬくもりがあるサンジョヴェーゼはこういう料理とよく合うなあ。

テヌータ・ヌオーヴァの畑は石がゴロゴロと散らばる土地だそう。

丹波産イノシシの赤ワイン煮込み。
こういうソースをいただけるのが、ファロの素晴らしさ。

チェレッタルトは3つのブルネッロの中で群を抜いて洗練されていてシルキー。

イチゴのミルフィーユ。

チーズでもいただきながら、ゆるゆると飲み続けたいところ。

素晴らしい機会をありがとうございます。
ファロのイベントには、できる限り参加していきたい。


高揚感をそのまま持ち帰るのは忍びなく、タワシタへ。

右の古いバカラのくっきりとした線が美しい。

ほぐれますなあ。

お任せで。

香りにつられて。
具のない、山椒が効いたカレーは胃に残らない。