2016/01/14

Andlha Pradesh Bhavan Canteen、ファブインディア、アノーキ、ドライバー問 題再び : インド8日目(デリー)

昼食は今回2回目の州庁出張所の食堂で。
デリーには各州の出張所があり、その食堂は一般に開放されているそうで、中でも特に人気の食堂。
チェンナイから戻ってきての南インド料理だけど、州が違うし、とにかくここの評価が何を見ても高いので、食べてみずには帰れない。

食堂用のゲートがあるほどに人気。

日曜日の昼ということもあって、華やいだ雰囲気。

入って右側にあるカウンターで、まず注文をして支払う。

お代わり自由のサウス・インディアン・ターリーの他に、ノンベジのサイドメニューがあり、日曜の昼だけはHyderabadi Dam Chicken Biryaniが加わる。

チケットをもらって振り向くと、サービスの人がここに座れと指示。
インドの人たちは世話焼きなので、旅の間中、どうしたらよいかわからず立ち尽くすということがなかった。
その前に教えてくれる。

常に人が溢れているが、長く待つことはなさそうだ。

テーブルにはチャトニーやピックル、スパイスベイスンなど。

もはやお馴染みの入れ物からサンバルやラッサム、ダル、カードが盛られる。

ターリーはベジ。
2種類のカレーやパッパド、プーリ、ライスの係りの人たちも代わる代わるやってくる。

みんな度々回ってきては足してくれ、椀子状態。

日曜昼限定のビリヤニ。
200ルピーで、110ルピーのターリーの倍くらいの値段。

卵が上にのり、骨付きチキンが米に隠れている。
シャバシャバのライタとラッサム付。
味付けがあっさりとしているので、ターリーのカレーをいただきながら食べて丁度よかった。

ここでは断然ターリーがいい。
酸味の立ちっぷり、スパイスや旨味の鋭角さが南だなあ。

ここでもみんなよく混ぜて食べていた。
南インド料理を食べる場合のほうが、より混ぜているようだ。
1つの料理を賞味するというより、自分で混ぜて完成という感じ。
ターリーやミールスはまとめて1つの料理なのかもしれない。
一口一口、混ぜるたびに違った味になって、美味しいがたくさんある。
正解が1つじゃないのがインドっぽいなあと。

州特産のドリンクだろうか?
スタンドがかわいい。

で、食後はガッチリ買いまショー。
カーン・マーケットのファブインディアとアノーキ。
この2店で熱中しすぎて、マーケット内の他の店を見る時間がなかった。

ファブインディアは布製品の他にオーガニックやアーユルヴェーダの食品や化粧品も売っている。
店内で流れるテーマソングのループが気を狂わせる。

アノーキはジャイプールが本店のブロックプリント製品の店。
パリの立ち回り先にあって、ロングカフタンを買って愛用していた。
インドの製品と知り、今回のインド旅行で必ず寄りたいと思っていた店でもある。
インドではパリの1/5くらいの価格。
買うしかない。

この時の合言葉は「行きがけの駄賃」。
友達と2人、そう言い合いながら悩んだら買った。


すっかり高揚した気分で、次はDilli Haatに行こうと思っていた。
インド各地の物産展のような政府運営で入場料のかかるマーケットらしい。
ドライバーに「ディッリー・ハートに行って」と伝え、向かう。
近づき、反対車線を通った時、ドライバーが「メトロの工事をやっているから、閉まっています!」と言う。
車の窓から反対車線を見ると、確かに工事をしている。
初めてなので、どれがディッリー・ハートなのかはわからない。
ドライバーはメトロの新しい駅の工事なのだとしきりに訴える。
デリーお馴染みの渋滞で、すぐ前まで行くにはちょっと時間がかかりそうだ。

ドライバーは「ここのディッリー・ハートは閉まっていますが、新しいディッリー・ハートは開いています!」と言う。
そういえば、さっきからその新しいディッリー・ハートを薦めていた。
聞いたことないし、信用できないから断っていたのだ。
ディッリー・ハートのWebサイトを見ても、支店情報は載っていない。
ドライバーは新しい店は同じで、入場料もいらなくて、それを外国人は知らなくて損をしていると言い続ける。

うーん。
まあまだ時間もあるし、そんなに遠くはないと言うし、じゃあ、そっちに行ってみるかな。
ドライバーはさらに「近くにあるチープ・ジョンにも行きましょう!インド人はみんなそこで買い物します。あなたたちが今買ってきたようなものがもっと安く買えるんです。私を“シンジロ”だったらそこに行けるのに、あなたたちは私を“シンジロ”しない。はははっ!」。
ムカつくなこいつ。

渋滞で止まりながら、向かう。
しかし、遠いよね。これ。
まだ着かないの?
疑念が生まれる。
昨日のやらかしも忘れてはいない。

着いてみると、案の定土産物屋。
郊外だから、昨日のよりさらにデカい。
その名もDelhi Haat…。
こいつ…。

外から中の様子は伺えず、小規模デパート風でもあるから、とりあえずは入ってみるか。
しかし所詮は土産物屋。
そそられるものはない。
「これ、ディッリー・ハートじゃなくてデリー・ハートだよね?違うだろが!」と詰問。
「っえ!デリー・ハートだと思いました」と白を切る。
何度も連呼したし、お前もさっきまで「ディッリー」言ってたじゃないか。
支店だと。
我々も政府運営のマーケットだと念押ししてるし。

ここで疑問が湧く、「果たして本当にディッリー・ハートはクローズしているのだろうか?」。
再度Webサイトをチェックすると、数日前に行われたイベントの告知がされている。
更新はマメ。
ならばクローズ情報も載せるはず。
こいつ、やりやがったな。

「ちょっと確認してみたいから、ディッリー・ハートの前まで行ってみてくれるかな」。
焦りだすドライバー。
「Webサイトでクローズについて触れてないんだよね。私たち、門を見たわけじゃないし」。
ますます慌て、「っえ!?ディッリー・ハートはクローズしていないんですか!?工事中だったじゃないですか!」と。
まあ行け。
とりあえず行ってみろ。

開いてるわけですよ。もちろん。
「ごめんなさい!工事をしていたからすっかり閉まっていると思って!」と言い訳がうるさい。
「入りますか?まだ開いてます」と聞いてくるが、いや今日はいい。
あんたの所業に疲れ果てたからホテルに帰ってくれと伝え、旅行会社にドライバーのチェンジを要請。
耐えかねる。