2015/11/29

Sunday Bake Shop × クミコ ふかまる秋編

初台のSunday Bake Shopとクミコさんがコラボレーションをする会。

何度かいただいたSunday Bake Shopのお菓子がどれも好きで、一度行ってみたいと思っていた。
初台という場所に全くついでがなく、未遂に終わっていたが、クミコさんがタイ料理を作り、かづこさんがお酒に合うデザートを作る会と聞いたら、わざわざでも行かねばなるまい。

しかも、ワインはル・キャバレの細越さん御自らセレクトしてサーブしてくださるという。

ビールはFar Yeast Brewing。
珈琲は90th.ave。

まずは、クミコさんのシグニチャーメニューでもある季節の野菜とナムプリックの組み合わせ。

この日は大きな青唐辛子のナムプリック。
野菜はインゲン、四角豆、紫芋、赤カブ。

ナッツとハーブのおつまみ。

揚げたカフィアライムが香る。

キッチュな食器もクミコさんらしさ。

キノコの揚げ春巻きにはカレー風味のパウダーをまぶして。

クミコさんの会では、季節のフルーツを使ったヤムも名物。

苺とヤーコンのヤムは微発泡のロゼとよく合った。

ワインに合うタイ料理。

この壺もお馴染み。

トムカーガイ。

先ほどのキノコの揚げ春巻きはクミコさんが納得できるものではなかったそうで、追加の1品。
ネームのヤム。

甘えのないその姿勢、頭が下がります。
キノコの春巻き、サクットロッで美味しかったけどなあ。

クミコさんが作るクンオップウンセンがすごく好きだ。

この日はタイ料理のメジャーなメニュー揃いだったから、クミコさんの個性がより強く感じられた。
しっかりタイ料理なのだけど、洒落ていて品があり、マネできない。

追加で頼んだ豚肉のガパオ炒め、目玉焼きのせ。
よくよく混ぜて頬張る。

いよいよ、かづこさんのデザート。

ココナッツトライフル。
しっとりとしたケーキが下にいて、カリカリトロリ。

ちゃんと甘いのにワインと合う。

ふんわりとやわらかなシュトーレンが新鮮。

ああ、Sunday Bake Shopのお菓子を心行くまで食べたい。

隣り合わせた人たちと話したりして、気づいたら終電間際。
楽しいひと時をありがとうございました。

2015/11/28

粋ハウスの新しい照明を愛でる会

お馴染み粋ハウスに新しい照明が入ったとのことで、お披露目会。

まずはゆるゆると空腹を治める。
ゴボウのマサラ炒めやスペイン土産の高級アンチョビをのせたカプレーゼなど。

同じくスペインからやってきたハモン・イベリコ・デ・ベジョータは柿とラフランスと。

泡で乾杯。

ドメーヌ・グランのクレマン・ド・ジュラ。

関西美食旅帰りの家主様ゆえ、比良山荘の鮎なれ寿し。

鮒より繊細で、フレッシュな酸味。
乳酸菌が生きているような。

比良山荘で食事をしてみたいものだ。

輝く筋子や、

食堂おがわの細かいちりめん山椒。
優しい味わいで、これは日本酒より新米に合いそうだ。

コナ・アバロン?

小ぶりなアワビに苦笑。

となると、やっぱり日本酒なわけで。
新政の亜麻猫。

塩味が控えめでまろやかな粕汁。
鼻にツンとくることがなくて、じんわりと浸みる。

家主様の家では粕汁をよく食べていたのだとか。
うちで粕汁を食べた記憶はないなあ。
地域差なのか、親の好みなのか。

では改めて赤を。
これまたじんわりとした旨味のシャトー・カノン 2010。

トロトロに熟した柿のピュレをクリームチーズにかけ、上から黒胡椒。

チーズ充。

ローレン・デュボワやバスク土産や、ハードもウォッシュも。

デル・ハロンのヴィーニャ・アラルバ 2004。

贅沢な焼酎と黒糖で漬けた梅酒。
プルーンのような酸味と甘さのバランスで、素晴らしく美味しい。
これは豚肉と合いそう!

ということで、塩麹漬け豚肉と蕪、マッシュルームのソテー、黒糖梅酒ソース。
マリアージュとか言ってみる。

ビロー・シモンのシャブリ・グラン・クリュ・ヴォーデジール 2010。

オリーブオイル漬けイワシ缶詰に火を入れてチーズ。
間違いない。

シャトー・ヌフ・デュ・パプ、クロ・ド・ラトワール・ルージュ 2013。

鴨の脂で焼いたレンコンとネギ。

さらに日本酒。
萬歳楽の純米生詰ひやおろし。

資生堂のチーズケーキが好物。


14:00くらいから始まって終電間際まで。
長々とありがとうございました!

飲みすぎましたが、翌日の二日酔いはなし。
なれ寿し効果か?

2015/11/19

彩波 新小岩

お誘いいただいて、新小岩の彩波(いろは)。
地元の人たちが、会合や打ち上げで使ったり、子供連れで食事に来たりしている。

お通しはオクラマナコ酢。

セロリとズッキーニの浅漬け。

以前は豚の刺しで知られていたそうだが、今は宮崎県産赤鶏の鶏刺し。

4点盛りもあったが、単品で腿肉たたきと白レバー。

胡麻油が香るささ身塩ユッケ。

焼きはタン、チレ、ハラミ、カシラ、あとつくねも。

プリっと新鮮だ。

肉以外の料理も気が利いている。

パラパラじゃなくしっとりな自家製チャーシューのガーリックチャーハン。

ふるふるツルツルと見るからに柔らかそうな明太子チーズオムレツ。


わざわざ行くというよりは、近所にあったら嬉しい店。
こういう店は、もしかしたら自分の家の近くにもあるのかもしれない。
遠征をするより、近所を掘り下げることを来年の目標としよう。

2015/11/18

星野 セイコガニ

いつもご一緒してくださいるご夫婦が持ち込んでくださったアンリオ・ブリュット・スーヴェラン。
守備範囲の広いシャンパン。

自家製のカラスミ。
塩が少なすぎたかもとおっしゃるが、それによりチーズのような風味が感じられ、アンリオとよく合った。

鯛の飯蒸し。
鯛の頭の部分をほぐし混ぜて。
わさびと共に。

掌に収まる小さな鍋でグツグツと、ハマグリの土手鍋。
すだちの香り。

タラの白子。
処理の仕方を変えたそうで、河豚の白子のように皮の弾力も楽しめる。

同じく持ち込んでくださったシャトー・タルボのカイユ・ブラン。
2004年と2009年を飲み比べる。
2004年のほうがミントの香りがくっきりとし、よりフレッシュ。
時間が経って先に意気消沈するのは2009年。

富田林の海老芋。
煮含めて、中心部のみ残して大きさと形を整え、葛粉揚げ。

こちらで毎年いただく料理の1つだが、去年よりも優しく深い。
味付けや煮方を試行錯誤し、変えたのだそう。
常により上を目指し続ける姿勢に打たれる。
それを飄々と当たり前のように話すことにも。

セイコガニ2杯分。
外子、内子、ミソ、身のすべてを一緒に頬張る。

やはり日本酒も。
加賀藩。

生から茹でて蒸しなおした温かい蟹。
出汁優位な土佐酢は最後に飲み干す。

蟹の証明。

まる豆腐。
たっぷりとすっぽん。
贅沢な出汁。

カレイの一夜干し。

その骨煎餅。

グジの蕪蒸し。
ゆりねとぎんなんも。
細やかにおろされた蕪に包まれた、むっちりグジ。

お馴染みのご飯。
これに赤出汁。

わらび餅。

毎回進化があって、しみじみ感動する。

今年もありがとうございました。
また来年も、よろしくお願いいたします。