2015/08/31

カルネヴィーノ 銀座

今井さんがカルネヴィーノの銀座店に移ったと聞いて、来てみたかったところ。
元松坂屋裏。

今井さんだもの、ワインはお任せでグラスを。
まずはハーデルブルグのスプマンテ。

タスケレルホフのケルナー。

お料理はコースを少し組み替えていただきつつ。

吉田牧場のモッツァレラと白桃、トマトの冷製スープ仕立て。

鮮魚のカルパッチョ、夏野菜のサラダ添え。

ヴィニャイ・ダ・ドゥリーネのジャッロディトカイ、マグナム。

新秋刀魚と茄子とフィノッキオのフェデリーニ。

ねっとり。

ラ・カステッラーダのフリウラーノ。

イタリア産フレッシュポルチーニの自家製タリオリーニ。

茸汁じゅわり。
秋ですなあ。

リンゴのグラニテ。

岩中豚ロースの低温ロースト、季節の野菜と、キリっと酸っぱいサルサヴェルデ添え。

ローズィ・エウジェニオのヴァッラガリーナ。

マッサ・ヴェッキアのラ・クエルチョーラは、フレッシュなカカオ豆の香りがした。

デザート盛り合わせ。

端正な料理と響くワインたち。
今井さんがいた時の四ツ谷カルネヴィーノを思い出した。
気が置けない友達たちと、しゃべって食べて飲んで。
銀座でこういう楽しみ方ができるイタリア料理屋を知らなかったから、ありがたい。
店は人だなと、しみじみ思う。

2015/08/27

新橋 星野 しめは ロッツォ・シチリア

友達の予約に便乗して、星野。

残暑の中、最初にホッと一息つく素麺。

ビールの後、日本酒を。
加賀藩と天領。

すっぽんは甘辛いタレの焼きで、弾力を味わう。

みぶなとお揚げのお浸し。

煮含めてから冷やしたいちぢくに白味噌あん、青柚子の香り。

冷たい肝ソースに温かいアワビ、ミョウガ。
3時間蒸されたアワビはやわらか。

海老の天ぷら。

2本目はレアで。

素揚げ銀杏。

お造りは淡路の鯛。
3種の部位。
1つは炙って。

葛を打ったアイナメと冬瓜。
アイナメのブリンブリンとした食感、冬瓜に浸みた出汁。

鮎はもう落ち鮎ですね。
やわらか焼きと、

カリカリ焼き。

落ち鮎はお腹に赤い線が入るのだとか。
やはり鮎は出始めの青々しい、草の香りのするものが好きだ。

この日は余裕があって、やわらか焼きの頭と骨を揚げてくれた。

芋茎を巻いた鱧の八幡蒸し。

ご飯はお代わりして、おこげもいただく。

わらび餅。


こちらに通うようになって、日本料理で新規開拓の必要性を感じていない。
開店してから定期的に食事をさせていただいていて、季節は何度も巡り、同じ料理が出ようとも、毎回感動がある。
もともと新しい店を試すことにあまり積極的ではないので、安定して進化し続ける店があるなら、そこの定点観測で十分なのだ。


さて、強靭なる胃袋をお持ちの方々と一緒なので、ワープして四の橋へ。
ロッツォ・シチリア。
やっぱりイイ店だなあ。
秋には隣にパニノテカ?的なものがオープンするとか。

グラスの白を阿部さんにお任せしたところ、グイド・マルセッラのフィアーノ・ディ・アヴェッリーノ。

鯖スモークにキウイにキウリにピーマンにミント、きゅっと詰まった黒埼茶豆。
全部を一度に口に入れること。

必食。

ペコリーノチーズのフリット。

スパゲッティ・コン・レ・サルデは1人分ずつに分けていただいて。

腹の皮が伸びきるほどに満腹。

スアヴィアのレ・リーヴェ。

ご一緒した方々はクラシックなプリンもいっていた。

危険な食後酒。
ジンで作ったのでしたっけ?
リモンチェッロとローズマリーの香るハーブ酒。

髑髏マークの付いたものまで出ましたが、無事に帰宅。

2015/08/25

モノリス 肉フェス

青山のモノリスで肉フェスがありますよ、とのお誘いがあり、4人で。
肉とソースの組み合わせは無限大。
いつもは高級感あるシックな店が、夏祭り的な雰囲気を醸し出していて、あがる。

内容をチェックしようと見たシェフのブログのテンションの高さに衝撃を受けたり。
そしてこの日、自らおでこに「肉」って書いてらっしゃいましたよ。

ご一緒した常連のムッシュの差し入れその1。
ペルトワ・モリゼのエクストラ・ブリュット。

祭りですから、気になったものは片っ端からいきましょう。
ソースはシェフにお任せ。

肉が焼けるまで前菜を。
豚肉とゴボウのリエットを2つ。
なめらかなリエットにゴボウの土の香り。

冷たいスープはそれぞれに。
焼きトウモロコシのスープ。
焼きだけあって、凝縮された香ばしさ。

フォアグラがゴロゴロ入ったパテ・ド・カンパーニュもダブルで。

中がトロトロのジャガイモのフリッツ。

馬肉ハラミはブルーベリーのポワヴラードソースで。

その2は、ペウ・シモネのロゼ。
お肉にぴったり。

ありがとうございます!

ズッキーニのグラタン。

埼玉県産うずらの開きは、アンチョビバターソース。

芋は全ていただきたい。
ピューレ。

十勝ハーブ牛のイチボは、赤ワインバターで。

赤身で脂が軽やか。

オランダ産リードヴォーのムニエルは、アサリの醤油バターソース。

このソースをピューレやパンで食べるのもまた、たまらんわけです。

ワインは赤から。
オススメに従い、ボルドーのフルール・オー・ゴッソン。

ホロホロ鳥もも肉はトリュフソースで。
スライスされたトリュフもごっそり。

パイナップルのグラッセ、クミン風味。

焼かれてぎゅっと詰まった甘酸っぱいパイナップルに、後からクミンが香る。

丹波黒鶏もも肉はアプリコット入りのシェリーヴィネガーソースで。

脚部分はギャートルズの肉のような様相。

茸のフリカッセ。

オーストラリア産サフォーク種仔羊のTボーン。
生姜、レモン、ローズマリーのソースだったような。

スープ・ド・ポワソンのリゾットの濃さ!
鼻血が出るほど濃縮魚介。
そこにアイオリを加えると、スッと上品になる。

色々トマトのマリネ。

シェフ特製牛筋カレー。

以前、こちらでカレーフェアをされていたのを逃したので、メニューに見つけてウキウキとオーダー。

冷製ウニとイクラのカッペリーニ。

冷製キャヴィアのカッペリーニ。

やっぱり気になって、追加。
仔羊のハンバーグ、ラヴィゴットソース。

なので、グラスで赤も。

デザートは具だくさんな桃のスープ。


モノリスだからこその完璧な火入れ、多彩なソース。
こだわって選ばれた肉たちを、完成された料理としてワイワイといただけた。
肉フェス第2弾も期待しております。

平日夜はビストロメニューも用意しているとか。
行かなきゃ。