2015/06/14

Salmon&Trout、 シャンクス

代沢小学校近くの、知らなければお洒落自転車屋だと思って通り過ぎる店、サーモン・アンド・トラウト。
アンティークの自転車も売っているそうだが、メインはモダンビストロ的な料理屋。

新宿散歩の後に。

洒落てるなあ。
パリの最近の洒落た店に通じる世界観。

食前酒的なものは、キュウリとキュウイだったような?
アルコールも入っている。

料理は2つあったうち皿数の多いほうのコースを。
お酒もそれに合わせたものをお任せで出していただくことにする。

チリの白、コラッリージョ。

ヤングコーンにカラスミ。
とはいえ、ただ焼いたトウモロコシでなく、ヤングコーンとズワイガニのかき揚げをヒゲと一緒に詰めなおし、カラスミをかけている。

ライチとエビ。
エビの殻をかぶっているのが実はライチで、ライチの中に入っているのが白ワイン漬けシマエビ。

こういうギミックがあまり好きではないのだが、カウンターで話を聞きながらだと、素直に驚ける。
そもそもシンプルに美味しいからというのもある。

ここから貝が続くので、やはり日本酒ですよと。
霞山。

レモングラスと生姜で香りづけされた白バイ貝。

白貝も生姜の香り。

白ミル貝とウドのセビーチェにパクチー。

貝の甘さ、ウドの歯ごたえと土臭さ、パクチーの爽快感が自然に合わさる。

スペインのパンパネオは箱から。

バルサミコとゴボウのソースを煮含められたサルボウ貝にアスパラと山椒。

この貝の料理は何だったっけ?

スイカのガスパチョ、アラ、おかひじき、トマト。
多彩な歯触りとフルーツのフレッシュさ。

お酒のセレクトも面白い。
三光正宗の純米吟醸。

ローストビーツ、リコッタ、下北沢のはちみつ、ヘーゼルナッツ。

ニュージーランドで日本人が作っているコヤマワイン。

カマスのフィッシュアンドチップス。

やっぱりビールですよね。

皮ごといただくゴールデンキウイにマジョラム、コリアンダー、コリアンダーシード、ディルの花。

フランスのラ・ソルガ。

樅の木とローズマリーで軽くスモークされたカツオに黒ニンニクとバルサミコのソース。

魚網の間に木を入れて、ボールで覆ってコンロにかけてスモークしていた。
なるほど。

一瞬だけ揚げた鹿のカツは、ビーツとフランボワーズのソースで。

鹿には赤。
サヴォワのモンドゥーズ。

味醂滓のエスプーマ、フキのシロップ煮。
これはリキュールのような味醂を飲みながらいただくデザート。

プチフールは、シークー(?)の砂糖漬け、砂糖漬けトマト、白味噌カスタードのタルト。


めくるめくエンターテイメント性。
「狙ってるな」と思うのだが、嫌味でも自己満足的でもない。
カウンターでシェフの説明を聞きながらいただけたというのも大きな理由だろう。
パリでこういったタイプのレストランをあまり楽しめないのは、コミュニケーションの問題(自分の語学力)なのかもしれないなあ。

CPも高い。
季節が変わるたびに訪れたいものだ。


まだ時間も早いし、もう少し飲みたいねと、ご一緒した方が通っているという参宮橋のシャンクスへ。

ビールもワインも他のアルコール類も、厳選されたセレクトで飲みたいと思わせる。
この日、自分の好みはIPAだと知ったばかりで嬉しくて、クラフトビール。もちろんIPA。
どこのだったかは失念。日本ではなかった。

クミンシードキュウリ。

さらに志賀高原のIPAと、赤キャベツのサラダ。

料理もちょっと気が利いていて、つまみたくなるものが揃っている。
山芋と炙り鯖といぶりがっこ。

最後は白ワイン。

こういう店が家の近所にあるってのがうらやましい。

充実した1日であった。