2015/03/31

丸千葉、 コメジルシ

丸千葉での食事会に加えていただく。
30分ほど遅れて到着。
まずは残しておいてくれた茄子の味噌炒めとホタルイカの刺身を。

じゃ、揚げモノ頼みますかね。

この春巻きのためなら、口の中が火傷することも厭わない。

ガリっと揚がった皮の中に、トロトロの具。
醤油などを付ける必要はない。辛子だけで十分。

近所にあったら、春巻きを食べに週に何度も通ってしまうだろう。

海老とマグロ。

ハムカツ、アジ、イカ。

イカは包丁を入れてから揚げられている。
そういう手間を惜しまないから、ここの料理は美味しいんだな。

揚げモノに関しては、間違いなく最強の居酒屋だと思う。

鶏唐揚げ。
ビールかご飯が必要なしっかりとした味付け。

青柳入りぬた。

菜の花のからし和え。

初鰹とシメサバ。

やっちゃんオススメの梅。
駄菓子屋のすもものような甘い梅入り酎ハイ。

お漬物。

やっぱり美味しいチャーハン。
白い味噌汁がまた合うんだ。

「取り合いになっちゃうから、2つ頼んだほうがいいよ」と言われて従ったのは正解でした。
レンソウと牡蠣のバター炒め。

粉をまぶして揚げた牡蠣、バター醤油の麻薬的な旨さ。

見本的焼きそば。

カツ丼。

で、2件目はやっぱりココでしょ。
コメジルシ。

花陽浴の美山錦
結の備前雄町
伊予賀儀屋、Seven
越州、桜日和

奥羽自慢の飲み比べ

ふぞろいの酒米
美山錦無濾過生原酒
美山錦うすにごり生原酒

王禄の本醸造
黒松仙醸のこんな夜に…番外編

南部杜氏、佐藤企
豊盃の華想い

お菓子作りの腕前が玄人裸足であると噂に聞いていた方と初めてご一緒し、まんまと頂戴する。

いや本当に、これは趣味の枠を超えている。
抹茶とイチゴのパリブレスト、シトロンサブレ、イチヂクとクルミのパン。

前日に台湾旅行から帰ってきたばかりの人からのお土産。

端正な美味しさのきっちりと丸いパイナップルケーキと、茸のチップス。


多謝。

エリオ・ロカンダ・イタリアーナ

国立演芸場で談春さんの落語。
上手さはもちろん、「この話で何を伝えたいか」を深く掘り下げているように感じる。
それが心に響く。

談春さんの落語は日本酒を誘わない。
じゃあ、近くでどこか…。で、久しぶりのエリオ・ロカンダ・イタリアーナ。
相変わらずのイタリア空間。
スーツな男性客が多いのは土地柄か。

落語前にビールを飲んでいたので、赤ワインから。
せっかくここに来たのだから、カラブリアのがいい。
サービスの人の親戚が作るワインだというヴィッラ・オルサーラ。

仔牛薄切りのアンチョビ、ケッパー、ツナソースとエリオ家の特製サラダ。

真珠の白を含む赤い色の、口当たりが軽いのに肉肉しさは満載の仔牛肉。
合わせるソースは、マヨネーズのような酸味&クリーミーに、ちょいと捻りあり。
この日食べた中で一番好きだった。

前菜盛り合わせ。
カポナータやオルツォの入った魚介のサラダ、バルサミコソースの鴨、北海道で作ってもらっているモッツァレラのカプレーゼ、茄子の中は何だったか?

魚介のスパゲッティはアサリとホタテ。

ひな鶏のグリル小悪魔風。

小悪魔風と名乗る割に辛くない。

以前はンドゥイアを使ったパスタや唐辛子が効いた料理があって、もっとカラブリア色が強かった気がする。
サービスのイタリアっぽい色気は変わらないけど、料理はその頃のほうが好きだった。


2015/03/27

kumikoのタイカレー and more @MeWe

kumikoさんがMeWeのライブイベントでタイ料理を作ると聞いて、やってきた。

まずはおつまみセット。
鴨とブドウのヤム、トマトと挽肉のディップ、マンゴーシートにクリームチーズ。

辛さより、ナッティな甘さが立つディップが特に好き。
kumiさんのタイ料理らしいと思う。

タイのハーブ鶏唐揚げ。
揚げてあるハーブも一緒に頬張る。

小さ目に切った新聞のお洒落さよ。

牛肉のマサマンカレー。

なんとまろやかな。

残ったご飯に具だけ追加。
豚肉のガパオ炒め。
小さなウズラの卵の目玉焼き添え。

ライブは3組。
まずはフタエの2人。
トランペット、ピアニカ、フルートと3つの楽器を使いこなす女性の多彩さにほれぼれ。

ここはちゃんと選ばれた日本酒があるから、それをいただき、

となるとMeWe特製シシャモの燻製が必要。

続いてとんちピクルスさん。
小道具出しつつ、爆笑を誘う。

冷めても旨いタイの揚げワンタンでビールをやりつつ。

トリは太陽バンド。
それぞれにコラボもあったりして、満員御礼で盛り上がった。

kumiさんのタイ料理は、こういうイベントに馴染む。
辛さも塩も控えめで、優しいのだけどしっかりとタイ。そして何よりkumiさんらしい。
多くの人が楽しめて、タイ料理マニアも満足。
現地っぽく作るのも素敵だが、そこを通り過ぎて自分の料理にしている。
他の国や地方の料理を東京で作るって、そういうことなんだなあ。

2015/03/25

東京穆斯林飯店、 コメジルシ

タイ料理や中華料理に精通したはっしー先生が、インスタで美味しそうな店を載せている。
そこ、行きたいです!
ということで設定していただいた食事会。
送られてきた店名は、東京ムスリム飯店…。
東京でムスリムで飯店か。
ムスリム中華の店なのだそうだ。
場所は錦糸町駅近くの地下。
オープンして日が浅いが、行った木曜日はムスリム的金曜日なのか、ヒジャブ着用な方々で賑わっていた。

老虎菜。
ごま油が効いていて、神田のあの店のより好きだ。
薬味としても活躍するので、後からリピートもした。

茹で羊のハチノスって、初めて食べた。
弾力があっても柔らかくすんなり噛みきれて、脂も軽い。
これ、好きだなあ。

スパイス胡麻ダレとニンニククミン醤油ダレがある。
はっしー先生たちが前回食べた時は胡麻ダレで、今回は醤油ダレ。
で、胡麻のほうもリクエストして出してもらった。
どちらが好きかは好みの分かれるところ。

タレたちは残しておいて、後からの料理につけたり。

薄切りラム肉の炒め煮。
これは赤ワインが欲しくなる。

ラム肉串焼き。
肉の脂と赤身の混ざり方が、今まで食べた羊串の中で一番好み(サンプル数は少ないが)。
スパイスの配合バランスも。

茹でピーナツとセロリ。

肉付羊骨の麻辣鍋は、ムスリムカムジャタンのような。
肉よりもスープを楽しむ鍋だ。

ジャガイモ千切り和え物は、なぜか揚げ物の香ばしさがある。
ジャガイモを油通ししているのか?

海鮮春巻き。
プリップリの海老入りで、ちゃんと美味しいのに驚いた。

羊肉水餃子がまた、旨い。
皮は皮、具は具で主張があって、グズグズになっていなくて、でもまとまっている。
いわゆる「羊肉入れときゃ満足なんでしょ」的なものとは一線を画する。

蘭州牛肉麺。
もう少し濃いものを想像していたので、ちょっと拍子抜けした。
クリアなのに深い出汁のスープにはシナモンが香り、これはこれで好きな人も多いだろう。
自分はシナモンが立っている料理があまり好きではないので、今回食べたものの中で唯一、もう頼まなくて良いと思った。

薄切り大根が具になっているのが面白い。

ここは何を食べても旨いので、普通なメニューも頼んでみたくなる。
麻婆豆腐。
こういうスパイス使いもありかと。
食べる価値がある。

春雨とセロリ炒め。
チャプチェのような春雨がソースを吸い込んでいて、濃過ぎる手前のギリギリのところ。
そこそこ満腹でも箸が止まらない。

これ、釜飯屋であるヤツですよね?

羊肉釜飯。
テーブルに運ばれたら、しばらく蒸らすこと。
それを知らずに開けたら、汁だくだった。

きっちり香る羊が、お好きな人にはたまらない。

この店の料理、見た目は微塵もそそらないのに、食べると妙に美味しい。
それぞれに違った味わいや強弱もあって、口飽きないし、片っ端から食べてみたくなる。
店員さんたちはニコニコと笑顔で親切。
次回はもう少し大人数で行きましょう!

ずっとビールだったから別のものが飲みたいねと、浅草姐さんの案内で、スカイツリーまで夜散歩。

この日は靄っていて、上は見えず。

スカイツリー下にある華美なファミレスへ。

ここのフルーツモヒートがバカにできないのだそうだ。

オーソドックスなモヒートもミントごっそり。
この日はイチゴモヒートが粒々フレッシュで、良いデザートになった。
季節柄、マンゴーモヒートはイマイチ。

ピッチャー3つをガっと飲んで、じゃ、次行こう。

浅草姐さんの最近のお気に入り、コメジルシ。
駅から直結する古い地下街に新しくできた日本酒バーだ。

お任せで6種類出していただく。
いやー、楽しいなあ。

写楽の純愛仕込、純米吟醸山田錦
貴、純米吟醸山田錦、生、新酒
三重錦、純米、神の穂、生
裏ちえびじん、番外編は2014年のと2015年のを飲み比べ
菊鷹、山廃吟醸、雄飛

つまみは炙ったホタルイカでいい。

チャッカマン付で出てくる干しホタルイカと、生カラスミ、いぶりがっこ。

さらに3種、お願いします。

滋賀の笑四季酒蔵classique、創業120周年記念醸造
花垣の純米、奥越前名水仕込み
射美、槽場無濾過生原酒

炙りカマンベールに生カラスミを混ぜて食べるのがヤバい。


はっしー先生、浅草姐さん、ありがとうございました!