2015/12/31

Alkauser : インド2日目(デリー)

車の手配を頼んだ現地旅行会社に挨拶がてら支払いに出向く。
オールドデリーに近い下町っぽいエリア。

ホテルに戻り、クラブラウンジへ。
インドはお酒を出さないレストランが多いし、酒屋もすごく少ない。
夕方、ビールやワインをくっとやって一息つきたい酒飲みには辛い国だ。
シャングリラのクラブラウンジのアペリティフタイムはインドやインポートのビール各種が揃い、酒類豊富でありがたい。

バスルームの下水が臭ったり、ホテルとしてはまあまあだったが、クラブフロアが安くなっているならば利用する価値がある。

一般的なキングフィッシャーは後味がちょっと甘いんだよね。


夕食はデリーウォーカーというサイト渡辺先生のブログで推薦されていた食堂へ。
車のチャーター時間が過ぎているので、ホテルで手配したタクシーを利用。
メーターを使うが、最初は上手く機能していなくて、指摘する。
改造メーターを使われる可能性もあるので、しばらくはしっかりとチェックをする必要がある。

目当ての店はVasant Place Marketというところにあるのだが、このマーケットは知られていない。
近くにあるVasant Viharという地区のほうが有名で、そっちだと勘違いされる。
このタクシーの運転手もそうで、途中から違う道を進み始めた。
遠回りや違う店に連れて行かれないようGoogle Mapでチェックをしていたので気づいた。
彼は騙すつもりはなく、完全に間違えているのだ。
誰かに電話をして、Vasant Place Marketの場所を聞いているが、相手もわからない。
そして、Vasant Viharの間違いじゃないかと言い張る。
こちらも声を大きくし、「違うっていってんだろ、こっちは道を知ってっから、戻れ!」と、道案内をしながらやっと到着。
ありがとう、Google Map。

着いた時には運転手はすっかり萎縮しておりましたとさ。
多くのインド人には悪意がなく、こちらがしっかりと主張すれば、大きな問題にはならない。

大通りに面したTake Away中心のAlkauser
デリー市内にいくつか支店があるムガール料理の店。

奥にイートインスペースがある。
イートインは19:00~とzomatoかTripAdvisorかで読んだが、実際はどうなのだろう?
入った時には他に客がいなかったが、21:00過ぎから客が入り始めた。
デリーの食事時間は、昼は13:00、夜は21:00からがピークのようだ。

まずスライスした生タマネギにグリーンソースとレモンを添えたものを出すのが定番。

こちらの必食メニューの1つだというアフガニ・チキン。
カシューナッツペーストがベースのタレでマリネして焼き上げた鶏肉。

店名入りの素焼き壺で蒸し焼きされるビリヤニ。
チキンにした。

底のほうにしっとりとした鶏肉がいる。
ここのビリヤニはカルダモンがよく香る。

この素焼き壺は使い捨てなのだ。
新しいのを譲ってもらえばよかった。

マトン・カラーヒー。
炒めタマネギがたっぷりで、見た目よりも口当たりが軽い。

ロティも。
ナンよりもロティの方が一般的なようだ。

インドカレーは混ぜて食べるのが美味しい。

食後に出されるマウスフレッシュにも、店によっていくつかタイプがある。
フェンネルシードに小さな氷砂糖を混ぜたもの。
フェンネルシードを砂糖がけしたもの。
砂糖がけにさらに香りや色をつけたもの。

東京ではあまり手が伸びなかったが、やはりこれがあると口がすっきりとする。

1,224.41ルピー。
翌日の朝食用にロールを持ち帰り、待たせておいたタクシーでホテルへ。
帰りは順調。
支払い時にドライバーから丁重にお礼を言われましたとさ。

ファンシーなクリスマス装飾がビジネスホテルっぽいロビー。

2015/12/29

Hauz Khaz Village、Jakoi、Santushti Shopping Comples、Khan Market、Khadi Gramodyog Bhavan : インド2日目(デリー)

午後は買い物。
デリーの代官山と言われるハウズ・カース・ヴィレッジへ。
この地区の入り口にゲートがあり、タクシーなどは中に入れない。
車には外で待っていてもらう。

インドの電線は絡まりすぎて、もはや機能しているかも謎。
どれが何かわかるのだろうか?

高級インドブランドセレクトショップのOgaanや日本でも売っていそうなアクセサリー屋などがあるのだけど、代官山は言い過ぎでは。
町並みは上野っぽい。

ゲートの前にはインドらしい屋台。
チャイとサンドイッチを売っていて、賑わっていた。

午後になると車が増え、渋滞が起こる。
12:00より前だと動きやすいのだけど、大半の店は11:00開店なのだよな。

昼ごはんは、アッサム州庁デリー出張所Assam Bhavanの食堂Jakoiで。
政府機関なので、ゲートで名前や連絡先などを書かされる。

いかにもお役所。
でもこの中の食堂は人気があるそうな。

地下にある食堂とはいえ、小洒落たレストラン風。

ターリーを頼むと、まず、熱いスープがショットグラスのようなものでやって来る。
柑橘の酸味がビシっと決まり、じんわりかつしっかりと豆由来と思われる出汁、コリアンダーリーフの香り。
食欲が刺激される。

こういうプレゼンテーションも、食堂というよりレストランだ。

ベジ・ターリーと、ここのスペシャリテを詰めたパランパラ・ターリー。
手前がベジ。

香り米
オニオンやコリアンダーリーフなどが入った茹でダル
マスタードオイルとコリアンダーリーフを混ぜ込んだマッシュポテト
春菊のような青菜とジャガイモのスパイス炒め
パニールカレー
トマト入りグルテン団子カレー
デザートの米の甘いミルク煮
おかわり用ご飯
など。

マスタードオイルを使った料理がいくつかあった。

パンパラ・ターリーには、アヒルや青魚のカレー、炭火焼きした白身の魚をカシューナッツペースト入りと思われるカレーと共にバナナの葉に包んで蒸した料理などが加わる。

グリーン・チャツネやレモン(マナオ?)の他に、マスタードシードを粗く潰して練ったようなものが添えられていた。
この時はわからなかったが、アッサム料理はベンガル料理の影響を受けているという。
後にベンガル料理を食べたら、マスタードが多用されていたから、ここの料理にもマスタードオイルやシードが登場するのだ。
ハーブやスパイスの具合も、ムガール料理や南インドものとは少し異なる。

ちょっとしたレストランだと、手を濯ぐためのレモン水が出る。

アルコールはない。
こういう店でアルコールがあることは、まずない。
でも、スパイスのおかげか、口寂しいとは思わなかった。

ミネラルウォーターとTaxを入れて、2人分合計892.00ルピー。

満腹満足。
我々が呼ぶところのカレーを食べ続けてたのだが、地方によって違った風味があり、口飽きない。

買い物再開。
サントシティ・ショッピング・コンプレックスは、壁で囲われた中にコテージのようなショップが点在する。
規模は大きくないながら比較的高級店が揃い、ババグーリでも扱っていたりするNeeru Kumarの店もある。
トイレも許容範囲内。

San-Chaの店では積極的に試飲をさせてくれ、今秋リリースされたばかりでフレッシュな香りのダージリンや、カルダモンなどのスパイス入りチャイ用茶葉を買う。

チャイはCTCというカットをして小さく丸めた茶葉でないとあの濃さにならないと、今回のインド旅行に向けて検索していて初めて知った。
普通の茶葉でやって、薄いなあと思っていたのだ。

さらに移動して、カーン・マーケット。

グッド・アースは、Franc Francがインド風なものを作ったらこうなるだろうという感じのテイスト。
インテリアグッヅやリネン類、インドの化粧品などを扱っていて、日本価格。

カーマはインドとしては高級なアーユルヴェーダ化粧品ブランド。

文房具屋で、ブロックプリントらしき柄の封筒をまとめ買い。

このマーケットには再訪して、アノーキやファブインディアをゆっくり掘ろう。

夕方の渋滞は凄まじい。

目当ての店が面する大通りに車を停めるスペースがないということで、路地裏から。

上を見るとこう。

ドライバーのおじちゃんが先導してくれなかったら、通らないよなあ。

人が溢れかえるコンノートプレイス近辺。

Khadi Gramodyog Bhavanは大きなスーパーのような店。

カディコットンを多く扱うということで、来た。
由来のあるガンディ様がお出迎え。

地下はアーユルヴェーダ食品と化粧品。

サリーなどのインド服飾品を売ったり仕立てたり。

インドタオルも各種取り揃えている。

時間がなくなってしまったが、地下でゆっくりと買い物したかったなあ。

バングラ・サーヒブ、クトゥブ・ミーナール : インド2日目(デリー)

朝起きたら、霧でも朝靄でもなく、PM2.5。
日中もずっとこんな感じ。

クラブラウンジで温かい飲み物をもらおう。

チャイを頼んだらロイヤルミルクティだった。
スパイスも砂糖も入っていない。
さすが外資系。

あっ!
ここ19階ですけど、けっこう高くまで飛ぶんすね。

体長30cmくらいのインコが群れをなしていた。
デリーは鳥が多い。

朝食は部屋で昨日の残り。
冷めても柔らかくて美味しいのは、スパイスの力か?

チャーターしておいた車でデリー市内を巡る日。

ドライバーのおじさんが強く勧めるし、ちょっと興味もあったので、シーク教の寺院バングラ・サーヒブに入る。

観光客用の部屋で靴と靴下を脱いで置き、借りたスカーフを頭に巻いて参拝する。
この部屋には係の爺さんがいて、観光客が来るたびに流暢な英語で長々と説明し、注意事項を語る。
テープを巻き戻して繰り返して聞いているような。

皆様手と足を洗い、口をゆすいで入るのだが、口は勘弁してもらった。

唾吐く人多いからね。

冬に大理石の上を裸足で歩くのは冷たい。
それを見越してか、ルートに絨毯が敷かれている。

寺院の中は写真撮影禁止。
天井や壁の上の方は純金で覆われていて眩い。
床暖房になっていて、暖かく、シーク教徒なら何時間いても良いそうだ。

奥には巨大な池。


小麦粉とギーの甘い練り物や、

清めた水を配っている。

ドライバーのおじさんはヒンドゥー教徒だが、一緒に入って、色々と説明をしてくれた。
帰りには配っていた練り物や水を大事そうに抱えて。
みんな他の宗教の寺院にも参るらしい。

寄付や施しを積極的に行っていて、これは食堂のための野菜の下処理をしているところ。
シーク教徒がタダで食事できる大きな食堂があるのだそうだ。
他にも、いらなくなった家具や布などを寄付して、必要な人がもらえるようにもなっている。
寺院の敷地内に学校もある。

見慣れないから、シーク教の人たちのターバンが気になって仕方がない。

次は、クトゥブ・ミーナール。
PM2.5でぼんやり。


インド人の観光客や、学校の校外学習のような子どもたちもたくさん来ていた。



カメラを覗き込んできたボーイズを撮る。
シャイだけど興味を抑えられないといった子供が多く、可愛らしい。

みっちり。

4世紀に作られた純度100%の鉄塔は、外に放置されているのに、なぜか錆びないそうな。



天井。