2014/10/29

家ワイン

リヴァトン飲み比べ。

家にあった鶴齢と、マルク・ペノのラ・デジレ。

ル・スカラベのニナ。

アレクサンドル・バンの赤と白。

エステザルグ協同組合。

トマ・ルアネのサン・シニアン・ボンバディロン。

レ・シャン・リーブルのラール・デ・ショワとマルク・ペノのグロ・ブラン。

2014/10/28

東邦酒場

待ち合わせは堀切菖蒲園のハルピン餃子。

スカイツリーラベルのアサヒビール飲みつつ、サクっと歯触りの良い焼き餃子と、

ここのシグニチャーメニューでもあるトマト餃子。
最後にフワっとトマトが香る。

抜群の安定感。
焼ニラマンも食べてみたいもんだ。

レトロな看板を眺めつつ、歩いてお花茶屋へ。
駅すぐの古き良き商店街。

本日の目的地はここ、東邦酒場。
遠方から通っているという方の引率で。

手書きのメニューが賑やかだ。

お通しのマグロ中落ちがちゃんと旨い。

配合が絶妙なのか、飲み疲れしない元祖酎ハイ。

この日は生すだちサワーと煮込みがセットになっていた。
余分な脂が丁寧に落とされ、軽やかな煮込み。
汁まで飲み干した。

生すだちサワーはフレッシュな果汁がたっぷりと使われていて、甘くないのがいい。

アスパラの美味しさにびっくりした。
太くて茎の部分が甘い。
マヨは必要ないほど。
添えものの青菜すらもパリっと新鮮で、素材にこだわっているのがわかる。

シメサバのシメ具合がちょうど良い。
刺身じゃなく、でも、完全にはしまっていないから、トロっと舌にのる。

醤油がくっきりとした鶏唐揚げのジューシィさよ。

アールグレーハイなど、飲み物のメニューも豊富。

みんなが頼むらしきゴニラは、ニラのコチジャン和え。
ニラの茹で加減が巧みで、箸休めにぴったり。

モツ焼きもいく。レバーとシロ。
クリーンだ。

練り物を好まないが、揚げ物が欲しくて仕方なしに頼んだちくわ磯辺揚げ。
まさかちくわ料理に感動することがあるとは。
ちくわ自体がグレーでむっちりとして旨いうえに、青のりもイイのを使っている。
コレだったら、また食べたいよ。

3日間限定の将軍カレーなるもの。
引率者はそれが食べたくてこの日を指定したのだとか。
これは将軍カレー暴れん坊というメニュー。

白米の代わりに定番メニューのカレー焼き飯が添えられている。
この焼き飯の青いピーマンのフレッシュな苦味がアクセント。
温泉卵をぐちゃぐちゃと混ぜ込んで食べる。

カレー自体もきっちりとスパイスが効いているし、豚肉は煮込まれてホロホロ。

シャッキシャキな小松菜とベーコンの塩炒め。

甘さより酸味が前面に出ているレトロポリタン。
ナポリタンも普段なら食指の動かないメニューだが、ここのはなんだか妙に旨い。

元祖を3杯とすだちを2杯だったかな。
で、最後にはブラジャーなるブランデージンジャー。
これはちょっと甘かった。

定番以外は日によって変わるから、ファンはFacebookをチェックして、食べたいメニューがあると急いでやってくるのだそうだ。

昭和っぽさだけではそそられないので、大衆酒場でも清潔感や料理へのこだわりが感じられない店には興味がない。
ここにしても丸千葉にしても、何度も食べたいと思う料理があるからわざわざ来るだけ。
美味しいと思うものに貴賤はないし、雰囲気だけでうっとりできるほど若くもない。


酎ハイだけでは終われないので、北千住のボケロンに立ち寄り、白ワインとマンサニージャ。
イワシマリネと。

2014/10/27

パリで買ってきたものたち

おススメいただいたチーズ屋ローレン・デュボワには帰る日の朝、自転車でやって来た。
チーズ屋は早い時間から開いているから助かる。

ここはモダンな作りで、お兄さんたちが説明をしてくれる。
日本語が達者な人もいるそうな。

カトルオムのを食べて見直したブリ―。
イチヂク入りのにした。
プチプチとした種の歯触りがアクセント。
チーズとドライフルーツが一緒になっているお手軽さ。

オッソイラティはいくつか扱っている中から、一番熟成期間が長いものを。
結晶化している部分がある。
あとからじんわりと染み出てくるような旨味。

シェーブルはあまりフレッシュなものだと水が出るからと、お兄さんが買わせてくれず。
ボルドーのもの。

カマンベールはローレン・デュボワ特製(?)のものの中から、クセが強いほうを。

風味の方向は好みだけど、もっと芯がなくなるほどに熟成したものがよかったな。

ここで買いたいと思っていたバターは毎日入荷するわけではなく、代わりにこちらを。
バターは塩入りよりDouxが好きだ。

ベイユベール、ボルディエ、これと、こういうクラスのバターならどれも美味しい。
同時に食べ比べずに違いを感じるほど、私の舌は繊細ではない。

友達からお土産でいただいたトリュフ入りバター。
冷凍して取ってある。食べるのが楽しみだ。
ツォップのZ食パンをこんがりと焼いて、こんもりとバターを盛って食べよう。

おススメいただいたミオ・ジャムの、アプリコットやマンゴーなどオレンジ色フルーツミックス的なもの。
緑の蓋はフルーツの自然な甘さのもの、赤は加糖したものだとか。
確かに、フルーツピュレを食べているかのようなフレッシュさ。
チーズと合わせても美味しい。

右は友達手作りのリュバーブジャム。
酸味と甘味のバランスが良く、これもチーズと一緒にワシワシ食べて、すぐになくなってしまった。

肉関係の瓶詰各種。
他に缶詰も。

粋なお宅でいただいて美味しかった鴨のコンフィも買った。
このVIDALというメーカーはボン・マルシェに色々と並んでいた。
こういうものを買う時はできるだけ材料がシンプルなものを選ぶようにしている。
あまりスパイスが多く入ったものは、食べ飽きることが多い。

ブーダンノワールのペーストは家では食べきれないだろうから、何かの会の時に持って行こう。

前回と同じメーカーのパン・デ・ピス。
また同じピスタチオ&シトロン入りを選んでた。

昔、パレルモの、バスを乗り継いで行った小さな漁港にあるジェラテリアで食べたピスタチオのジェラートがあまりにも美味しくて、それ以来ピスタチオ入りのものを無視できないんだ。

ソーセージ関係。
左から3つはメゾン・ヴェロ。
ライヨール産、農家産、イベリコ・ベリョータのロンガニーザ。

右はBellota Bellotaのチョリソ。
鰹節の香りがする。

乾燥しきっていないし塩も控えめ。
手で押すとへこむような柔らかさ。
メゾン・ヴェロのセレクションに間違いはない。

Bellota Bellotaって、どう発音するんだ?
ベリョータベリョータ?

味見をしたら、あまりの美味しさにポーっとして、うっかり買ってしまっていた生ハム。
250gで1万円くらいしましたけど。

脂の甘味はもちろん、奥行きや余韻の長さが尋常じゃない。
こういうのを味わうと、そこそこなのは食べなくてもよいかなと思うから、長い目で見ればお得なのか?

パリで買い食いしたピスタチオとイチヂクのタルト。
フランスのイチヂクは黒くてキュっとしまっている。
イタリアは緑のほうが美味しいと言われていたけど、パリでは緑のイチヂクを見かけなかった。
近くても違うのだな。

2014/10/26

龍口飯店で上海蟹

幡ヶ谷の駅直結の古いビルにある龍口飯店。
絶妙なユルさが落ち着く。

まずはビール、そこから紹興酒を3人で1.5リットル。
控えめに500mlずつ頼んでたのがアホらしかったね。

料理はお任せで、ストップと言うまで出てくる方式。

蒸し焼きかな?しっとりもっちりの鶏と豚。
酢漬けにした蕪とミョウガ。

千葉産の菜の花と干し海老の炒め。
シャッキリ。

油がキレている。
温度調節が上手い店の炒め物は、軽やか。

待ってました、上海蟹。

蟹みそと卵がトロトロに一体化。
バンコクのあのインチキ男性シェフの店のプーパッポンカレーを思い出すねと言いながら、手をドロドロにして蟹の身をせせる。

甘めの饅頭が合うこと。

アスパラと金華ハム。

干し海老も金華ハムも、ここのはワザとらしくない。
じんわりとした旨味。
全般的に塩が控えめで、素材の風味を活かしているのも好ましい。

金色に輝くスープ。
ひたすらに出汁。
やさしいのに強く深くまで染み込む。

こういうのを途中で出してくれちゃうから、紹興酒が進むんだ。

刻んだ香味野菜が主役のエビチリ。
海老よりもソースに夢中。
ちゃんと辛くもある。

予約時に頼んでおいてくれた蒸し?茹で?上海蟹。
紹興酒がほんのり香る。

生姜の入った赤酢が添えられていたけど、ほぼ使わず。
ただただ蟹を味わう。

やわらかな鹿肉に砕いたカシューナッツをまぶして揚げたもの。
花椒塩がピリっとしめる。

どうやったら、衣をはがさずに揚げられるんだろう?

花ニラと豚肉。

花ニラの奥ゆかしいけどニラな香りとやわらかさ。

豚角煮。

脂がまったくくどくなく、トロりとほぐれる。

この日のメニューは食べつくしてしまったそうなので、炒飯を。
もちろん美味しい。

看板メニューの翡翠麺。

中華も出汁だなとしみじみ。

支払いでお得っぷりにびっくり。

一度来てみたいと思っていたキナッセに、やっと。
この日はキャンドルナイトだそう。

終電が迫っているから1杯だけ。
白をお願いしたところ、北海道の藤澤農園の。