農口から。
生アワビと生じゅんさい。
じゅんさいの立派なこと。
ゼリー部分の大きさと赤い玉、緑の鮮やかさ。
夏の味覚ですなあ。
いつも、こういう正統派な和食で季節を知る。
宍道湖の天然鰻のごぼう巻き。
鰻を蒸さずに焼いているとのこと。
筋肉の弾力とその密度の高い旨味に声が出る。
イワタケと若いホウレンソウの根に近い部分との胡麻和え。
鱧の天ぷら。
コチの洗い。
北雪のGINNオリジナル純米吟醸が好みだった。
待ってました！
鱧とじゅんさいの椀。
夏の鱧は脂がのりきっていなくて、淡く、ほろりとほどける。
それに合わせてか、品の良い出汁。
1匹目の鮎はしっとりとした焼き加減。
頭と骨は取って、身を楽しむ。
新鮮な鮎が入った時でないとできないそう。
静岡、藁科川の天然鮎。
2匹目はカリっと頭から丸ごといただける焼き。
骨が障らず、きめ細やかな身とやわらかな内臓の苦味。
このタイミングで鮎をいただけて幸せです。
焼いた賀茂茄子、車海老、やわらかなミニオクラの炊いたもの。
香ばしく焼いた鱧とキュウリでさっぱりと。
ここのご飯が凄く好み。
普段白米はあまり得意でないのだが、これはお代わり必至。
甘さや粘り気が過剰でなく、硬めに炊いている。
牛肉の時雨煮は、脂が重く感じる時があるのだが、この日のは程よかった。
おこげに醤油をかけたもの。
わらび餅。
定期的に通い続けたい店の1つ。
1年先の予約だってかまわない。