2014/03/13

Le Severo

早めの昼食はフロールでクロックムッシュ(Le Jockey)とカフェオレ。
さすが、ベシャメルやチーズ、ハムの配分が完璧で、バランスがよく美味しいクロックムッシュ。

でも、ここのサービスはいかにもフランス的。
急いでいるときに行ってはいけないということ。

最後の晩餐はル・セヴェロ。
前にランチをしてからずっと、再訪してタルタルを食べたいと思っていた。
パリに行くという人に薦めると、必ず喜ばれる店。
この間のユーゴ・デノワイエでフランスの肉の美味しさを再確認したら、やっぱりここにも来ずにはいられなくなった。

ご一緒する人が当日の昼に電話で予約をしてくれて、夜の営業開始とともに入店。

前菜で豚の自家製テリーヌ。
ゴロゴロと不揃い粗挽きな肉の旨いこと。
胸につかえるような重さがないのが不思議。
胡麻化しなく、まっとうな作りなのだろう。

ヴィネグレットで和えたくたくたのポワローに、また唸る。
ちゃんと酸味があるが酸っぱくはない。
テリーヌとセットで頼んだのは正解だった。

白をグラスでいただいた後、ボトルで赤を。
これはついこの間アヴァン・コントワールで飲んだのと同じThierry Chancelleのソーミュール・シャンピニーだ。

名前を覚えられないからラベルを見るまでわからないのだ。

メインは2人ともステック・タルタル、フレンチフライ付。

ああ、食べに来てよかった。
まさに今、包丁で刻まれたかのような肉、大ぶりのケッパー、ザクザクと歯に心地よいタマネギ。
赤身の旨味を活かすよう、控えめな味付け。

これはたびたび食べたくなるだろうな。

けっこうな量があるから、2人なら1人はタルタル、もう1人は焼いた肉を頼むのがより良いかもしれない。
何を食べても裏切られない店。

さて、引っ越したばかりのお宅にお邪魔。
ワインをご馳走になりながらゆるゆると過ごす。
出張中にこんな時間を持てて幸せです。

ありがとうございました!