2014/02/10

Caviar Kaspia

愛読しているブログで紹介されていたキャヴィア・カスピア。
キャヴィアにはそんなに興味がないが、それ以外のメニューにそそられた。

ハウスシャンパンでゆったりといい気分。
お通しはでっかいキュウリのピクルス。

料理は一番お安いコースをオーダー。

パンケーキ大のブリニがやってきて、溶かしバターが塗られる。

キャヴィア経験が浅いというのもあるけど、こんなに大きくてフワッフワなブリニは初めて。

そう、これが食べたかったのです。

肉厚で巨大なサーモン・フュメ。
クレーム・フレッシュを添えて。

フュメとはいえ、燻製香をほぼ感じない。
トロリとして舌に吸い付くようなサーモンは、鮨のものとはまた違った趣がある。

クレーム・フレッシュにもうっとり。

キャヴィアって、美味しいんだね。

くりぬいて粗目のピュレにして戻したジャガイモに塩味と捻りを加えるようなキャヴィア。
芋自体の味が濃いからバランスが取れる。
それを貝のスプーンでいただく。

ここで一番低いランクのキャヴィアでも、十分に感動。
もちろん安くはないが、払ったからこそ得られる経験がある。

隣の女性はイクラを食べていて、それも同じくジャガイモにのっていた。

本当はウォッカが付くようなのだが、それは薦められず、代わりにシャンパンを注ぎ足してくれた。

観光客もビジネスな会食も、裕福そうなカップルもいて、単品やコースを思い思いに楽しんでいる。

こういう店に来ると、ヨーロッパには階級があるということを思い出す。

東京では得難い経験だと思う。