2013/10/31

笹吟 落語の後で

落語の後に飲みたくなるのは日本酒。
この日は新作だったから、そうでなくてもよかったのだけど、事前に予約をしていた店に急ぐ。

代々木上原の笹吟。
4人で。

まずはビールで喉を潤し、お通しはししとう和え。

両面にびっしりと、季節の料理が手書きされたお品書き。
食べたいものがありすぎて収拾がつかなくなる。

刺身はカワハギから。
肝と一緒にポン酢で。

こりゃ、日本酒をお願いせずにはいられない。
好みを伝え、お任せを出していただくのが良い。

鴨とレンコンのサラダ。
クリーミーなドレッシングで。

美しい。

金目鯛炙りとイクラの菊花和え。
新鮮な組み合わせをしっくりまとめているのが、笹吟だなあ。
温度や味付けが秘訣なのだろう。

お刺身盛り合わせは、ハマチ(?)、カツオ、サバ。

鯖炙りとクリームチーズのサワークリーム和え。

クリームチーズをさらにサワークリームで和えるって。
こってり。

鯖との違和感は皆無。

日本酒を追加。
かほり鶴。

瀬戸ジャイアンツとひしの実の白酢和え。

瀬戸ジャイアンツというのは、ブドウの品種。

栗とむかごと大徳寺麩の胡桃和え。

芋茎のような食感の野菜と生麩の出汁卵とじ。
魚も入っていたような。
出汁の美味しさを味わう。

日本酒がすすむねえ。
墨廼江の中垂れ。

その日のおススメの煮つけ。
むっちりとした身にしっかりした甘めの味付け。

どの料理も、組み合わせはもちろん、味付けの強弱の思い切りぶりに、センスを感じる。
ここは全てが粋なのだ。

アオリイカとセリの蟹みそ和え。

銀杏の塩煎り。
塩梅の良いこと。

明太子の昆布焼き。
昆布の旨味を吸い込んだ明太子は、塩辛さもなく、そのまま酒のつまみとして。
昆布もバリバリといっといた。
このアイデア、家で応用できるな。

真ん丸な大根おろしがかわいい。

京みぶ菜とお揚げの煮浸し。
汁もの的に一息つく。

鯛と分葱のからすみ風ハモの子和え。

炭水化物が必要な方は、白ごまの鯛茶漬け。

いやはや、21:30過ぎに入ったのに、よく食べましたな。
ここに来ると、食べつくしたい衝動に駆られるとはいえ。

2013/10/30

家で飲んだもの

カンティーナ・ジャルディーノはお得感があり確実。
ソフィア 2010。

カレーマ・リゼルヴァ 2007。
ネッビオーロ。

まだ暑い時期だったような。

いただきものの出羽桜吟醸酒、桜花。

家の料理で好物の一つ。
チョリソーという名の肉団子。
フードプロセッサーで自家ミンチにした肉を使っている。
元々は有元葉子さんのレシピで、ハーブの効いたものとカイエンペッパーの辛さがたっているものと2種。

ローストポテトも大好物。

鯖のへしこは、親が旅行先で買ってきて以来、定番化しているもの。

ちびりちびりとつまみつつ日本酒を飲むのも良いし、小さくほぐしてご飯にのせ、ゆず胡椒、すり胡麻、海苔と一緒に茶漬けにするのもたまらない。
二日酔いや酔って帰った後によくやるアンチョビ茶漬けのアンチョビを鯖のへしこに変えただけではある。
こういう魚を発酵させたものが、本当に好き。

TVで取り上げられたとき、地元の人たちはしばらくお湯か水に浸けて塩抜きしてから茶漬けにしていた。
自分はそのままで使っていたが、塩辛く感じたことはない。
とはいえ、魚の歯ごたえを楽しむほど入れるなら、塩抜きする必要がありそうだ。

ローラン・シュミットのクレマン・ダルザス。

暑いときはやはり泡がいい。

これは、夏の出張で買ってきたものだな。
鴨のソーセージと、今回リピートした豚の。

しばらく冷蔵庫に入れていたら、切り口に結晶ができていた。

DRBのシャブリ・ブロック・ド・ビック 2011。

ルー・デュモンのブルゴーニュ・ルージュ、レア・セレクション 1990。

ダニエル・ダンプのシャブリ・プルミエ・クリュ、レ・ヴァイヨン 2011。

ドメーヌ・サルト・バルブ、マコン・ヴィラージュ、レ・ティーユ。

コント・ラフォンのマコン・ヴィラージュ 2009。

ニコラ・テスタールのブルイィ 2008。

今回買ってきたチーズたち。
羊のトムや、長期熟成の山羊のコンテ、サンネクテールと、もう一つは何だったか?

秋刀魚を食べる時には日本酒を。
雄町飲み比べ。
山本と阿櫻。

ルー・デュモン・クルティエ・セレクション、オークセイ・デュレス・プルミエ・クリュ、ル・ヴァル 2005。

カルロ・タンガネッリのアナトリーノはラベル買い。
オレンジがかった白。

2013/10/26

朝食

平日の朝はZopfのZ食パンをバターで、3分の1だけジャムも、豆乳ラテ、季節の果物、というのが定番。

最近は余裕があれば、黄身がトロトロの目玉焼き。
うっすらと塩をして、マイユのフレッシュマスタードをつけたのをパンにのせて、黄身をくずしながら食べるのが、ちょっとエッグベネディクト風で美味しいと気づいたから。
酸味がまろやかなフレッシュマスタードだからこその食べ方。

お土産でいただいた冬季限定のトリュフ風味マスタードは、トリュフというよりフルーティで華やか。
フライドポテトにつけたりするよりは、何かソースとして使うのが合っている気がする。

2013/10/25

アルヴェアーレ

どこの駅からも遠い元麻布のアルヴェアーレ。
かんだの地下と言えばわかりやすいか。

シェフ1人、サービス1人なのかな。

メインなしでデザートありな5,800円のコースのみとのこと。
10皿ほどでも、1皿の量が少ないという話は聞いていた。

グラスの泡で乾杯。

ロータリ。

生ハムいちぢく。

生ハム自体がねっとりと美味しい。

ムール貝の温かいマリネのような。

マグロのカルパッチョ。
オイルソースの香りの濃さ、シャリシャリとした歯ごたえは何でしたかねえ。
盛っただけではない、きちんとした仕事がされている。

ボトルは赤を。
テッレ・デル・バローロのバルバレスコ。

パンは小片や小さいものを、常に温かい状態で出してくれる。

ほぼ天然(って、どういうこと?)の舞茸のフリット、下に白魚だかシラスだかと茄子のマリネ。
マリネがソース的な役割を果たす。

フリットの衣具合、マリネの塩梅共に完璧。

伊勢海老にその肝ソース、石川芋のピュレ、スライスしたアーモンド、インゲン。

この爽やかな香りはレモングラスか?

フォアグラ、焼きトマト、下にふんわりとした穴子。

ドライまでいかない、半生で凝縮した甘味と酸味のトマトとフォアグラの組み合わせは、発見。

キノコはなんだったかな。
香り高く、ぎゅっとつまった旨味。
キレのあるソースだ。

カボチャとクルミ(だったような)の詰め物をしたトルテリーニに、牛肉の煮込みソース。

グラスで赤ワインを。
2種の中から、タウリーノのノタルパナーロ。

追加でメインをお願いした。
5種類ある中から、1人でも頼める鳩を。

美味しいけど、小さいなあ。
コースの料理はポーションが小さいと聞いていたのもあるだろうが、それぞれに工夫と手間が注がれていて味わい深く、少ない量でも十分に堪能できた。
でも、メイン、こと肉料理に関しては、やはり「食べた」という実感が量的にも欲しかった。
自分が、平均よりは食べるほうだというのもある。

ま、1,800円だから、文句は言えない。
2人分のメインをお願いし、1皿に盛ってもらえばよかったのだな。

ソルベは何だったか。

栗のピュレにミルクのジェラート。

ワインリストが充実していて、コストパフォーマンスも高め。
サービスは転がしてくれるようなタイプではないが、それはそれは丁寧で、待たされたと感じることはなかった。
ご一緒した方は、メインを追加しなくても十分だったようだ。